△議案の質疑について
○議長(清水喜久男議員) 次に、日程第3、議案の質疑に入ります。 議案第30号から議案第32号までの3件については、予算案ですので質疑を省略し、議案第33号に対する質疑を議題といたします。 議案第33号 小諸市介護保険条例の一部を改正する条例について、ご質疑ございませんか。 〔「なし」の声あり〕
○議長(清水喜久男議員) なければ、以上で議案の質疑を終結いたします。
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△議案の付託について
○議長(清水喜久男議員) 日程第4、議案の付託につきましては、お手元に配付してあります付託案件一覧表のとおり所管の常任委員会へ付託いたします。 お諮りいたします。 この際、ただいま付託いたしました議案審査のため暫時休憩いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」の声あり〕
○議長(清水喜久男議員) ご異議なしと認めます。よって、この際、議案審査のため暫時休憩いたします。 付託いたしました議案につきましては、休憩中に委員会を開催し、ご審議願い、審査が終わり次第、常任委員長は審査の結果を議長まで報告願います。 なお、再開時刻は予鈴をもってお知らせいたします。
△休憩 午前9時54分
△再開 午後1時11分
○議長(清水喜久男議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。
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△議案第20号の委員長報告、質疑、討論、採決
○議長(清水喜久男議員) 日程第5、付託案件の審査報告に入ります。 初めに、
総務文教委員会関係から行います。 議案第20号 小諸市署名押印の見直しに伴う関係条例の整備に関する条例を議題とし、委員長の報告を願います。 総務文教委員長。 〔総務文教委員長 高橋 公議員 登壇〕
◆総務文教委員長(高橋公議員) 本定例会におきまして総務文教委員会に付託されました議案の審査の経過と結果をご報告いたします。 本委員会では、3月4日、7日に委員会を開催し、説明員の出席を求め、関係書類に基づき付託された議案の審査を行いました。 報告の中では、委員から出された質疑・意見と所管課の答弁内容について、その主なものを申し上げます。 議案第20号 小諸市署名押印の見直しに伴う関係条例の整備に関する条例について、審査の経過並びに結果をご報告いたします。 本案については、質疑・意見等はなく、本委員会は、審査の結果、原案のとおり可決すべきものと決しました。
○議長(清水喜久男議員) ただいまの委員長報告に対し、ご質疑ありませんか。 〔「なし」の声あり〕
○議長(清水喜久男議員) なければ質疑を終わり、討論に入ります。 討論はありませんか。 〔「なし」の声あり〕
○議長(清水喜久男議員) なければ討論を終わり、採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。本案は委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。 〔「異議なし」の声あり〕
○議長(清水喜久男議員) ご異議なしと認めます。よって、本案は委員長報告のとおり可決されました。
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△議案第21号の委員長報告、質疑、討論、採決
○議長(清水喜久男議員) 続いて、議案第21号 小諸市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例を議題とし、委員長の報告を願います。 総務文教委員長。 〔総務文教委員長 高橋 公議員 登壇〕
◆総務文教委員長(高橋公議員) 議案第21号 小諸市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例について、審査の経過並びに結果をご報告いたします。 本案については、特筆すべき質疑・意見等はなく、本委員会は、審査の結果、原案のとおり可決すべきものと決しました。
○議長(清水喜久男議員) ただいまの委員長報告に対し、ご質疑ありませんか。 〔「なし」の声あり〕
○議長(清水喜久男議員) なければ質疑を終わり、討論に入ります。 討論はありませんか。 〔「なし」の声あり〕
○議長(清水喜久男議員) なければ討論を終わり、採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。本案は委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。 〔「異議なし」の声あり〕
○議長(清水喜久男議員) ご異議なしと認めます。よって、本案は委員長報告のとおり可決されました。
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△議案第22号の委員長報告、質疑、討論、採決
○議長(清水喜久男議員) 続いて、議案第22号 小諸市体育施設条例の一部を改正する条例を議題とし、委員長の報告を願います。 総務文教委員長。 〔総務文教委員長 高橋 公議員 登壇〕
◆総務文教委員長(高橋公議員) 議案第22号 小諸市体育施設条例の一部を改正する条例について、審査の結果をご報告いたします。 委員より、廃止に伴うプロセスが十分に理解できていない。いつ頃から庁内検討が始まって、どこでどういう形で決定をしたのか。また、その間市民に何らかの形でその情報が伝わるような手段を取ったのかとの質疑があり、昨年9月に新年度の事業計画案を策定し、理事者も含め協議する中で廃止について意見が出され、その後11月に政策会議において今年度をもってプールの廃止が決定された。プールの廃止については、個別に周知は行っていない。施設の老朽化など総合的に考え決定をしたとの答弁がありました。 委員より、政策会議では
パブリックコメント等の検討はしたのかとの質疑があり、一般質問でもお答えしたとおり、
パブリックコメント等については政策会議の中でも検討はしてきたが、施設の廃止の是非を問うようなことは、
パブリックコメントにはそぐわないと判断したとの答弁がありました。 委員より、跡地利用についての検討はあったのかとの質疑があり、跡地利用はまだ決定していない。どのような跡地利用がよいのかということについては、市民のご意見も聞いて検討をしていきたいとの答弁がありました。 委員より、南城公園プールを廃止する一番の理由はお金の問題かとの質疑があり、経費は大きな理由の一つであるが、老朽化も著しく、利用者が激減し、市民ニーズがだんだん変わってきたということもある。近隣に代替となり得る施設もあり、市内民間の事業者とも連携した代替事業も併せて実施するなどの対応を行うことで総合的に判断したとの答弁がありました。 委員より、代替案として小中学校のプールを開放するという検討はしたかとの質疑があり、小中学校のプールは夏休み前に終了し、その後の運用はしていない状況にあるため、そこまで踏み込んだ検討は現状ではしていないとの答弁がありました。 委員より、佐久市、東御市にはプールがある。そこと協議をして小諸市のプールの代替案を構築するような検討はしたのかとの質疑があり、近隣の佐久市、東御市のプールを利用する場合、市内の小中学校及び未就学児は配布する無料券を利用してもらい、同伴の保護者も一緒に利用対象となる対応を両市に依頼し、運用方法などの詳細を協議しているとの答弁がありました。 次に討論を行い、反対の委員より、廃止決定までのプロセスに疑問がある。条例廃止の時期にも問題がある。市民に対し説明責任を果たしていない。代替案があるのなら、そこまで知らせるべきだとの討論がありました。賛成の委員からは、昨年から総務文教委員会の協議会で説明を受け、一般質問でも質疑されており、代替案の考えも示してもらっている。コロナ禍で2年間営業されておらず、施設の劣化はさらに進んでいると思われる。再開するためにはコロナ禍に適したプールづくりもしなければならず、想像以上のコストと困難が予想されるとの討論がありました。賛否両論であるから採決を行い、本委員会では賛成多数により、原案のとおり可決と決しました。
○議長(清水喜久男議員) ただいまの委員長報告に対し、ご質疑ありませんか。 神津眞美子議員。
◆13番(神津眞美子議員) 委員会を傍聴させていただきましたが、ただいまの委員長報告では、賛成多数により決したという報告でしたが、私が傍聴しましたところ、委員は同数でした。そして、同数であったために委員長が採決に参加しまして、1票差ということで決したと思っておりますが、その辺は間違いないでしょうか。
◆総務文教委員長(高橋公議員) お答えいたします。 そのとおりで間違いありませんが、過去の委員長報告の例を見て、このように表現させていただきました。
◆13番(神津眞美子議員) はい、承知いたしました。
○議長(清水喜久男議員) よろしいですか。 ほかにご質疑ありませんか。 〔発言する者なし〕
○議長(清水喜久男議員) ほかに質疑がありませんので、質疑を終わり、討論に入ります。 本案については、3名の議員より討論の通告がされております。 初めに、2番、楚山伸二議員の討論を許します。 2番、楚山伸二議員。 〔2番 楚山伸二議員 登壇〕
◆2番(楚山伸二議員) 2番、楚山伸二です。 議案第22号 小諸市体育施設条例の一部を改正する条例に反対する立場で討論いたします。 令和4年度の施政方針の最後の章、行政経営の箇所の「すべての主体が参加し、協働するまちづくり」の項目には、「主権者たる市民の意見を可能な限り、市政に反映するよう努めます」という方針が書かれております。ちなみに、この一文は令和3年度の施政方針にも記載されております。果たして、この施政方針は行政経営を進める上で本当に実行されているのでしょうか。主権者たる市民の意見を可能な限り市政に反映するよう、本当に努めているのでしょうか。 先日行った、私の3月一般質問の親水公園の必要性に関するご答弁でも、「市民の意見を可能な限り市政に反映させる。市民主体のまちづくりに努めてまいりたい」と市長はご答弁されました。可能な限り反映するという表現もあまり好きではありませんが、今回の条例改正議案では市政に反映するための、その手前の手続である市民の意見を聞いていない、反対が多そうだから市民には意見を聞かないという姿勢に対して、私は大きな疑問を感じております。そもそもまちづくりの主体であり主権者たる市民の意見を聞かずに、どうやったらできる限り市政に反映することができるのでしょうか。 南城公園プールに関して利用者が減ってきているとはいえ、毎年1万人以上の子どもたちが利用する市民プールの廃止という大きな課題に対して、市民の代弁者である我々議員は、市民の意見を聞かずに、一体何を基準に賛成の判断が下せるというのでしょうか。 今、小諸市は将来を決める大きな岐路に立っているともいえます。経費削減という公共施設マネジメントの推進と小泉市長の掲げるウエルネス・シティの理念をどのように両立していくのか。そして、小諸人としてのプライド、矜持、いわゆる小諸プライドを市民とどのように共有していくのか。 施政方針に掲げていることは全てが大事なことではありますが、そこには当然、優先順位があり、必要なプロセス、手続があります。そうしたプロセスなしには「すべての主体が参加し、協働するまちづくり」という行政経営は決して行うことはできません。反対意見の中にこそ未来へのヒントがあります。 私は、夏の一時期ではありますが、小諸で一番笑顔の集まる場所が南城公園プールだと思います。皆さんも一度はお子さんを連れて、あるいはお孫さんを連れて、あるいは友人と南城公園プールに行かれた経験がおありだと思います。そのときの、子どもたちのはじけるような笑顔を思い出してください。海のない、川遊びをすることもままならない小諸市において、水に親しむ場所の必要性は多くの人が実感していて、先日、一般質問でただしましたけれども、返ってきた市長のご答弁は、「公共施設マネジメントの中で、本当に必要な施設なのか研究していく」というものでした。 水遊びができるような親水施設というのは、衛生管理上の課題、設備の維持管理における課題、天気のよい夏季のみの稼働という低稼働率という課題がその理由とのことです。しかし、低稼働率の割に維持費がかかるという理由だけで、本当に必要な施設なのかと判断してもらっては困ります。公共施設マネジメントとウエルネス・シティの理念はどちらが上位にあるのでしょうか。水とお金というのはどのような関係にあるのか。水というのはとてもお金のかかるものです。しかし、我々は水なしには生きていくことはできません。水というのは、時に大きな災害の原因にもなりますが、我々は水から離れて暮らすことはできません。 水というのは、古来より文明の栄える源であり、人が集まるという普遍的な性質を持っています。そして、水場というのは癒やしの場であり、また文化の象徴でもあります。いつの時代も人やあらゆる生き物は水を求めて移動してきました。逆に考えると、水場のないまちからは若い方々も出ていってしまいます。水というのは実際に多くの富と幸せを全ての人々にもたらす必要不可欠なものといえます。それを、公共施設マネジメントの中で、本当に必要な施設なのか研究していくとお答えになられました。私は、正直信じられない思いがいたしました。お金と幸福を実感するという最も大切なウエルネスをてんびんにかけ、まるで公共施設マネジメントのほうが大事だと言われたような気がしました。 国の方針に沿って、公共施設マネジメント事業を進めることも大事なことではありますが、市民の声をもっと聞く、素直に聞く、ありがたく聞くという姿勢をもっと示していただきたいと思います。ここにいる誰もが、本当はプールを廃止したいと思っていないと信じますが、それが市民に伝わっていないことを非常に残念に思います。市民に
パブリックコメントを行えば、もしプールがなくなったとしても、それに替わるような、子どもたちの最高の笑顔が集まる場所のアイデアがきっと出てくると思います。子どもたちの笑顔が我々親世代、そして高齢者世代、全ての笑顔の源です。小泉市長の思い描くウエルネス・シティが絵に描いた餅になってしまわないように、主権者たる市民の意見を聞くところから改めてこの条例議案の議論を再スタートすべきです。 小諸で一番笑顔の集まる場所が失われてしまうような、小諸市の将来を決める大きな課題に対して市民の意見を聞いていない、反対が多そうだから市民には意見を聞かないという、施政方針に全くそぐわないプロセスで進められた今回の条例改正議案、南城公園プールの廃止の提案を認めず、反対するものであります。議員各位のご賛同を強くお願いいたします。
○議長(清水喜久男議員) 次に、11番、竹内健一議員の討論を許します。 11番、竹内健一議員。 〔11番 竹内健一議員 登壇〕
◆11番(竹内健一議員) 議案第22号 小諸市体育施設条例の一部を改正する条例の原案に賛成の立場で討論させていただきます。 本案は、老朽化した南城公園プールを廃止するために条例を一部改正するものであります。まず、この間、一般質問や常任委員会でも議論になっておりますが、施設廃止のプロセスについて、私の考えを述べさせていただきます。 小諸市では、平成29年3月に小諸市公共施設等総合管理計画及び令和2年3月に小諸市個別施設計画を策定し、サービスの縮小や廃止、公共施設の総量縮減を目指す等の方針を掲げております。また、令和3年3月に策定した第2期小諸市スポーツ推進計画の中で南城公園プールなど3施設の在り方を検討するとしております。 これらの全ての計画は全て
パブリックコメントが実施され、議員全員協議会において市長より報告がなされております。さらに、昨年12月定例会総務文教委員会の協議会、また本年2月の議員全員協議会において、本年度末をもってプールを廃止したい旨の説明もされており、必要なプロセスは経ていると私は認識しております。 したがいまして、施設や事業の廃止のように、たとえ市民にとって痛みを伴うものでも苦渋の選択をせざるを得ない案件こそ、間接民主主義、間接民主制、議会制民主主義のルールにのっとり、市民の代表であり、市民から判断を負託されている各議員が、理事者の提案に対して様々な角度から総合的、そして俯瞰的に判断し、賛否を決定するべきであると考えます。 次に、財政面についてお話をさせていただきます。 総務文教委員会でも説明のあったとおり、南城公園プールの利用者は昨今はピーク時の4分の1となっており、運営費として毎年2,000万円からの持ち出しがあるとのことであります。また、再開に向けた施設整備として7,400万円余の費用を要するとのことであります。本定例会におきまして、新年度予算が上程されておりますが、款19繰入金は実に10億円以上、歳入全体の6%を占めております。この歳入歳出の不均衡を是正し、健全な財政を維持し、持続可能な自治体にすることがまさに喫緊の課題ではないでしょうか。そのために、市民にとって痛みを伴うことも実施しなければなりません。 本案に反対の議員各位においても、経費の縮減にはご賛同いただけると思いますが、総論賛成、各論反対ではどうやって経費を縮減していくのでしょうか。今までは公共施設の総量縮減を方針としながら、古い施設はそのままに、むしろ公共施設は増えているのが現状であります。今回のプールの廃止を皮切りに、将来世代にツケを回さないためにも、今後は施設の統廃合を加速させ、総量縮減、経費削減、有効活用、有効利用に努めるべきだと思います。 以上のことから、本案に原案のとおり可決するものと考えております。議員各位の賛同をお願いいたします。
○議長(清水喜久男議員) 次に、9番、山浦利夫議員の討論を許します。 9番、山浦利夫議員。 〔9番 山浦利夫議員 登壇〕
◆9番(山浦利夫議員) 議席番号9番、山浦利夫です。 議案第22号 小諸市体育施設条例の一部を改正する条例について、原案に賛成の立場から討論いたします。 本案は、小諸市南城プールを廃止するため体育施設の一部を改正するものです。小諸市では、令和2年3月に小諸市個別施設計画を策定いたしました。この計画は平成29年3月に策定した小諸市公共施設等総合管理計画に基づいて、施設ごとに具体的な存続、廃止の方針を定めております。体育施設については、第2期小諸市スポーツ推進計画に小諸市体育施設の個別施設計画として、施設ごとに今後の方向性などが示され、小諸市南城公園プールは施設の在り方を含めて検討すると位置付けられております。 南城公園プールは、昭和61年に全面的な供用開始がなされてから40年近くが経過し、施設全体の老朽化が進んでおります。また、利用状況は平成2年度には4万3,619人の利用者がおりましたが、令和元年度の入場者は1万2,011人で、ピーク時の28%ほどと利用者が減少してきております。 南城公園プールは、長年にわたり市民に親しまれてきた施設ではありますが、今後も継続していくには経年劣化に対する設備の改修など多額の改修費用等が見込まれます。施設の状態や利用状況、将来の人口減少、財政状況などからして、小諸市南城公園プールの廃止はやむを得ないものと考えます。 なお、施設廃止に伴う市民への周知、今後の跡地利用や代替事業等の検討に当たっては、市民の皆様への説明や情報提供、意見の把握など丁寧な対応に努めていただくことを強く申し述べまして、原案に賛成の討論といたします。議員各位のご賛同をよろしくお願いします。
○議長(清水喜久男議員) 通告のありました討論は以上ですが、ほかに討論ありませんか。 18番、福島鶴子議員。 〔18番 福島鶴子議員 登壇〕
◆18番(福島鶴子議員) 通告はしてございませんけれども、議長のお許しをいただきましたので、議案第22号 小諸市体育施設条例の一部を改正する条例に対して、本令和4年3月議会での条例改正には反対する立場で討論いたします。 今回の条例改正は南城公園にあるプールの廃止を決めるもので、この施設は開設以来、多くの市民に親しまれ、特に初めて水遊びを体験する幼い子どもにとって、お母さんと一緒に安心して夏の暑さの中で水の冷たさの心地よさを体験できる、そんな感性の育みを促す環境として、小諸市が誇れる体育施設の一つでありました。 しかし、このプールはコロナ禍の中で2年間、休業しており、コロナ禍が収まり、再開するにしても、施設の老朽化により改修には多額の費用がかかることや、コロナ以前から利用者の減少傾向が見られるなどの理由で存続の可否がかねてより行政及び議会では課題となっておりました。 しかし、南城公園プールの廃止は市民に直結する市民サービスの廃止です。自治基本条例で協働のまちづくりをうたう小諸市としては、当然、利用者である市民への説明と声をお聞きする機会を提供することが努めであり、義務であると考えます。 ところが、今回、その過程を経ず、行政判断という名の下で条例改正案が議会に提案されたことは、自治の最高規範と位置付られている自治基本条例の趣旨に反するものとして到底認めることはできません。自治基本条例第2条では「この条例を市民、市議会、市の執行機関は、誠実にこれを守っていく」とうたい、第5条‐2では市民の権利として「市民は、まちづくりに関する情報を知る権利を有する」とあり、第25条では「市の執行機関は、市政に係る重要な施策を実施しようとするときは、事前にその案を公表し、市民が意見を述べる機会を設けます」と明記されています。 今議会での条例改正の提案は、少なくともこの自治基本条例の3つに抵触しています。提案説明の際、この点についての質問に対し、執行機関による行政判断であると言い切りました。確かに法律は行政に一定の裁量を認めています。しかし、そもそも行政裁量の意義は、もし行政に全く自由な裁量がなかったら硬直的な対応しかできない可能性があるということで、現実性に欠けることから認められているものと理解しておりますけれども、反面、行政の原理である協働を考えたとき、この行政裁量の行使は慎重にすべきと考えます。特に、その行使に妥当性があるのかどうかの判断を誤ると乱用となりかねません。 今回の市民プールの廃止に伴う条例改正がどうしても今3月議会において、行政の裁量権を行使してまで一方的に決めなければならないことであったのか、そこに妥当性があったのか、大いに疑問を感じています。もし、議会がこの条例案を認めたら、それは今回の行政の裁量権の行使そのものも含めて認めたこととなり、先例となり、今後の議会のありようにも影響し、市民の皆様の議会への不信感を募らせる結果となることは必至です。 私も小諸市の財政状況を考えたとき、市民プールの改修に続く、維持管理の継続が困難であることは十分理解しております。しかし、今回のプロセスを認めるわけにはいきません。また、市長にとっても、行政経営の本質に関わることであり、審議の誤解を招くおそれさえあります。 南城公園プールの存続の可否については、これから時間をかけ、利用者である市民の皆さんに丁寧に実情を説明し、声をお聞きし、廃止もやむなしとご理解いただける努力を惜しまず、またプールに替わる、子どもたちが水に親しむ場の提供や代替等についても市民の皆様のご意見をいただいた上で条例改正につなげることが参加と協働のまちづくりの本質であると考えます。 以上のような理由で、今3月議会で、議案第22号 小諸市体育施設条例の一部を改正する条例に反対いたします。議員の皆様には、今回の判断が議会の本質を問われる重要な判断になるということを十分ご理解いただきまして、ご賛同いただきますようお願いいたします。 以上です。
○議長(清水喜久男議員) ほかに討論ありませんか。 6番、小林一彦議員。 〔6番 小林一彦議員 登壇〕
◆6番(小林一彦議員) 議案第22号につきまして、私は原案に賛成の立場で討論させていただきます。 3年前の今日、平成31年3月22日は芦原保育園と中央保育園を統合して新保育園、この4月に開園する南城森の保育園のことですけれども、この計画に関連した附帯決議を付して、平成31年度の予算案を可決した、まさにその日であります。この附帯決議には次の一文が記載されています。「現在、進められている長期学校改築計画をはじめ、施設の新設、統廃合、移転、改築等の事業の取組に当たっては、検討会等において審議を尽くすとともに、市民からの意見聴取、審議経過等についての情報開示を十分に行い、市民合意を積み上げながら進められたい」。このような文言が載っているわけであります。 今回の南城公園プールを廃止することについて、この附帯決議に記載されている手順を踏んでいるかというといささか疑念が残ります。しかしながら、南城公園プールは利用者が年々減少していること、毎年1,600万円余りの赤字を計上していること、施設をこれから利用できるように改修するためには7,400万円の巨額な費用がかかってしまうこと、厳しい財政状況の中でそれだけの費用をかけるのなら、ほかに子育て関連でもいろいろ必要なものがあるんではないか。例えば保育士さんの処遇改善、それから市費負担の教職員の採用、それから市立動物園、懐古園の動物園の改築、修理、そういったところにも費用が向けられるのではないかと。また、さらにこうした体育施設や文化施設などの大型施設は市町村が個別に設置するんではなく、広域での運営や相互利用の考え方が主流となってきています。 そうしたことを総合的に考慮すれば、廃止とする行政の判断は適切であり、南城公園プールを廃止することについて市民の理解も得られるものと考えます。南城公園プールを廃止するのであれば、南城公園プールが記載されている小諸市体育施設条例を改正することは当然このとでありますので、原案に私は賛成いたします。 とはいえ、今回この混乱を招いている要因は、なぜ南城公園プールが廃止されるのか、その理由についての市民に対する説明不足にあることは明らかであります。行政はこのことを深く反省するとともに、自治基本条例並びに3年前に議会が行った附帯決議の趣旨をよく理解していただいて、再確認していただいて、その趣旨に沿った行政運営を今後やっていっていただくことを強く要請いたしまして、討論といたします。 以上です。
○議長(清水喜久男議員) ほかに討論ありませんか。 5番、掛川剛議員。 〔5番 掛川 剛議員 登壇〕
◆5番(掛川剛議員) 5番、掛川剛です。 私は、この条例案に反対の立場で討論をさせていただきます。 南城公園プールの今までの経過については、それぞれの議員の皆さんが今、討論されたとおりと思いますが、私は小泉市政がこれからいろいろな事業に対して行っていくことに対する影響を考えた上で、やはり市民の意見をきちんと聞いてやっていくということが非常に大切だと思います。今、ちょうど小泉市政2期の半分の折り返し地点にありますけれども、今後の市政運営に当たって、やはり自治基本条例、協働のまちづくりの立場からいって、市民の声をきちんと聞いて、それをきちんと判断をしてやっていく。こういうことが、この条例のプロセスの中から見ても、今後の事業にこういう手法が与える影響というのが非常に大きいのでないかなと思います。 そういう、今後の市政運営の在り方そのものに対してということを危惧いたしますので、この条例の案についての反対の討論といたします。 以上です。
○議長(清水喜久男議員) これで討論を打ち切り、採決したいと思います。 本案については、賛否両論ありますので、起立により採決いたします。本案は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(清水喜久男議員) ありがとうございました。 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
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△請願4-1の委員長報告、質疑、討論、採決
○議長(清水喜久男議員) 続いて、請願4-1 小諸市営球場(唐松球場)の存続に関する請願書を議題とし、委員長の報告を願います。 総務文教委員長。 〔総務文教委員長 高橋 公議員 登壇〕
◆総務文教委員長(高橋公議員) 請願第4-1号 小諸市営球場(唐松球場)の存続に関する請願書について審査の経過並びに結果をご報告いたします。 本請願は、小諸市体育施設の個別施設計画において、施設の在り方を含め検討することとなっている小諸市営球場を当面の間、廃止検討対象の公共施設から除外するよう求める請願です。 紹介議員に対し委員より、請願のどの部分に賛同して紹介議員になったのかとの質疑があり、請願者よりこの請願書をもらい、調査、聞き取りを行い、請願の理由等を考えて賛同した。理由に書いてあるとおり、春先の調整会議では大栄小諸球場の希望が重複したところで抽選を行い、抽選に漏れた団体が小諸市営唐松球場を使用しているような状況である。そんな状況も鑑みて請願書に賛同し、紹介議員になったとの答弁がありました。 スポーツ課に対し委員より、今後10年くらいを予想した場合に、整備をしなければならないような課題はあるかとの質疑があり、平成27年にトイレとバックネット、ダッグアウトを総額約3,500万円ほどで改修した。その後は外野のコンクリート塀が危険だということで撤去し、そこに簡易ネットを設置し対応してきたが、今後の改修予定はないとの答弁がありました。 スポーツ課に対し委員より、年間の維持費はいくらかかるかとの質疑があり、乙女湖公園、南城のマレットゴルフ場等も含めた体育施設運営費で年間600万円ほど予算を計上している。市営球場単独だと大体70万円から80万円ほどであるとの答弁がありました。 スポーツ課に対し委員より、地域のお祭りやレクリエーション等にも使われているということだが、日曜日に野球と重なることが多いと思うが、地域行事を優先するのかとの質疑があり、その場合は学校行事、地域の行事の方を優先するとの答弁がありました。 次に討論を行い、趣旨採択とする委員からは、趣旨は理解するが全体像がつかめない。若干納得できないところがあるとの討論があり、採択とする委員からは、野球人口を増やそうとする取組も理解する。いろいろな団体が利用しているので、そのくらいの維持費であれば存続するべきとの討論がありました。 本委員会は採決の結果、採択と決しました。
○議長(清水喜久男議員) ただいまの委員長報告に対し、ご質疑ありませんか。 〔「なし」の声あり〕
○議長(清水喜久男議員) なければ質疑を終わり、討論に入ります。 討論はありませんか。 〔「なし」の声あり〕
○議長(清水喜久男議員) なければ討論を終わり、採決いたします。 本請願に対する委員長の報告は採択であります。本請願は委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。 〔「異議なし」の声あり〕
○議長(清水喜久男議員) ご異議なしと認めます。よって、本請願は委員長報告のとおり採択と決しました。
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△議案第33号の委員長報告、質疑、討論、採決
○議長(清水喜久男議員) 次に、市民福祉委員会関係の審査報告に入ります。 議案第33号 小諸市介護保険条例の一部を改正する条例を議題とし、委員長の報告を願います。 市民福祉委員長。 〔市民福祉委員長 小林一彦議員 登壇〕
◆市民福祉委員長(小林一彦議員) 本定例会におきまして、先ほど市民福祉委員会に付託されました議案の審査の経過と結果を報告いたします。 本委員会は、休憩中に委員会を開催し、説明員の出席を求め、関係書類に基づき、付託された議案の審査を行いました。 議案第33号 小諸市介護保険条例の一部を改正する条例について、審査の経過並びに結果をご報告いたします。 委員より、条例改正により、介護保険料減免の制度の期間が延長されるが、対象者への周知はどのようにするのかとの質疑があり、介護保険料の納入通知書に記載して周知するとの答弁がありました。 本委員会は、審査の結果、原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上です。
○議長(清水喜久男議員) ただいまの委員長報告に対し、ご質疑ありませんか。 〔「なし」の声あり〕
○議長(清水喜久男議員) なければ質疑を終わり、討論に入ります。 討論ありませんか。 〔「なし」の声あり〕
○議長(清水喜久男議員) なければ討論を終わり、採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。本案は委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。 〔「異議なし」の声あり〕
○議長(清水喜久男議員) ご異議なしと認めます。よって、本案は委員長報告のとおり可決されました。
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△議案第25号~議案第31号の委員長報告、採決
○議長(清水喜久男議員) 次に、予算決算委員会関係の審査報告に入ります。 初めに、議案第25号 令和3年度小諸市
一般会計補正予算(第15号)から議案第31号 令和3年度小諸市
住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算(第2号)までの令和3年度補正予算7議案を一括議題とし、委員長の報告を願います。 予算決算委員長。 〔予算決算委員長 神津眞美子議員 登壇〕
◆予算決算委員長(神津眞美子議員) 今定例会におきまして、予算決算委員会に付託されました議案の審査の経過並びに結果をご報告いたします。 当委員会は、3月2日に前期全体会を開催し、付託された案件につきまして、より詳細な審査を行うため、総務文教、市民福祉、産業建設の各分科会へそれぞれの所管事項について審査を付託いたしました。 各分科会では、3月4日から11日までのうちの6日間でそれぞれ会議を開催し、所管事項の審査を行いました。その後、3月16日に後期全体会を開催し、各分科会長から分科会審査の内容について報告を受け、分科会長報告並びに質疑、討議を行った後、各議案に対する討論、採決の順に審査を行いました。 また、本日追加提案のあった3議案については、先ほど委員会を開催し、説明員の出席を求め、関係書類に基づき付託された議案の審査を行いました。 報告の中では、委員から出された質疑、意見、討論について、その主なものを申し上げます。 議案第25号 令和3年度小諸市
一般会計補正予算(第15号)について、市民課の審査では、委員より、マイナンバーカードの交付実績はどうかとの質疑があり、マイナンバーカードの交付数は令和4年2月末現在で1万5,111枚で、交付率は35.99%であるとの答弁がありました。 農林課の審査では、委員より、担い手確保・経営強化支援事業補助金の対象としている3地区6経営体の内訳をお聞きしたいとの質疑があり、内訳については6経営体、法人が3件、個人が3件であるとの答弁がありました。 委員より、あぐりの湯こもろへの管理委託料には、コロナ禍による影響と燃料費の高騰の影響分のみが積算されているということなのかとの質疑があり、積算の内容はその2点のみである。コロナ禍による影響と、市民福祉のため入館料の増額を認めてない中での燃料費の高騰については、指定管理者の運営努力で回避できるものではないことから今回補正を計上したものであるとの答弁がありました。 商工観光課の審査では、委員より、市営火山館の大規模改修を行うとのことだが、夏頃は登山客が多いことから早めに工期の設定をすることはできないかとの質疑があり、今回、太陽光発電の改修、バイオトイレのバッテリー交換、浄化槽トイレの改修等を予定しており、作業効率がよい時期に多少時間がかかってもしっかりやっていきたいと考えているとの答弁がありました。 都市計画課の審査では、委員より、街路事業費の増額分、中心拠点形成促進事業業務委託料はどういう内容なのかとの質疑があり、駅前広場、大手門公園の一体的な活用と駅前広場の在り方の検討が主な内容であるとの答弁がありました。 本案については、当委員会は審査の結果、原案のとおり可決すべきものであると決しました。 議案第26号 令和3年度小諸市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第4号)については、委員より、マイナンバーカードについて、令和3年10月から医療機関等で健康保険証として利用できるようになっているが、利用に必要なカードリーダーの設置状況はどうかとの質疑があり、医療機関等のカードリーダー設置状況は全国的にも低く、なかなか設置が進まない状況であるとの答弁がありました。 委員より、医療機関でのマイナンバーカードのカードリーダー設置が進むよう市からも働きかけてほしい。将来的に運転免許証と一体化する計画であることもしっかりと周知してもらいたいとの意見がありました。 本案については、当委員会は審査の結果、原案のとおり可決すべきものと決しました。 議案第27号 令和3年度小諸市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)について、本案については、質疑・意見等はなく、当委員会は審査の結果、原案のとおり可決すべきものと決しました。 議案第28号 令和3年度小諸市
住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算(第1号)について、委員より、精算繰出金の内容についてお聞きしたいとの質疑があり、令和2年度までの繰越金の額と令和3年度の元利収入の合計が主なものであるとの答弁がありました。 本案については、当委員会は審査の結果、原案のとおり可決すべきものと決しました。 議案第29号 令和3年度小諸
公園事業特別会計補正予算(第1号)について、本案については、質疑・意見等はなく、当委員会は審査の結果、原案のとおり可決すべきものと決しました。 議案第30号 令和3年度小諸市
一般会計補正予算(第16号)について審査の内容をご報告いたします。 建設課の審査では、委員より、除融雪事業の総額は幾らになるかとの質疑があり、現在の予算8,000万円に1,000万円を増額し、総額が9,000万円になるとの答弁がありました。 本案について、当委員会は審査の結果、原案のとおり可決すべきものと決しました。 続いて、議案第31号 令和3年度小諸市
住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算(第2号)について審査の内容をご報告いたします。 本案については、質疑・意見等はなく、審査の結果、原案のとおり可決すべきものと決しました。
○議長(清水喜久男議員) お諮りいたします。 本7議案に対する委員長の報告は全て原案可決であります。本7議案は、委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。 〔「異議なし」の声あり〕
○議長(清水喜久男議員) ご異議なしと認めます。よって、本7議案は委員長報告のとおり可決されました。 お諮りいたします。 この際、議事の都合により暫時休憩いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」の声あり〕
○議長(清水喜久男議員) ご異議なしと認めます。よって、この際、暫時休憩といたします。 再開時刻は午後2時25分といたします。
△休憩 午後2時13分
△再開 午後2時25分
○議長(清水喜久男議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。
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△議案第4号~議案第19号の委員長報告、採決
○議長(清水喜久男議員) 続いて、議案第4号 令和4年度小諸市一般会計予算から議案第19号 令和4年度小諸市
農業集落排水事業会計予算までの令和4年度当初予算16議案を一括議題とし、委員長の報告を願います。 予算決算委員長。 〔予算決算委員長 神津眞美子議員 登壇〕
◆予算決算委員長(神津眞美子議員) 議案第4号 令和4年度小諸市一般会計予算について報告申し上げます。 消防課の審査では、委員より、消防団員の確保が課題になっていると思うが、どのように考えているかとの質疑があり、団員の確保はどの部も非常に苦慮しており、現在の各部の定数が重荷となっているとの相談もある。各部の団員数は何人が適正なのかをしっかり精査した上で、令和6年度の運用を目指して条例改正を行い対応していきたいとの答弁がありました。 委員より、各部で団員の確保が負担になっているため、実際に必要な団員数を早急に検討し決定していただきたいとの意見がありました。 施設管理室の審査では、委員より、こもテラスの管理運営について、連絡会議の開催により関係団体との連携体制を強化するとのことだが、その中で課題等は出ているかとの質疑があり、駐車場の利用の仕方についてが課題で、研究をしながら動線の確保等を検討していきたいとの答弁がありました。 危機管理課の審査では、委員より、防災情報をより早く伝えていかなくてはいけないのは高齢者だと思うが、ラインやSNS等の情報伝達手段は高齢者にとっては身近ではない。特に高齢者に対する伝達手段は考えているかとの質疑があり、ラインの加入者は3月4日の時点で2,133名で、市の人口の5%という状況である。情報の入手が難しい方には区とも協力しながら、身近な人が直接避難情報などを伝えられるような仕組みづくりを考えていきたいとの答弁がありました。 委員より、防災情報の伝達について、高齢者や障がい者が取り残されないよう伝達方法をしっかり考えてほしいとの意見がありました。 スポーツ課の審査では、委員より、代替事業実施業務委託料について、事業内容と委託先はどうなっているかとの質疑があり、南城公園プールの廃止予定に伴う代替事業実施のための委託料で、東御市と佐久市の市営プール利用に対する利用補助に200万円、市内の民間施設と連携した水泳教室等の参加補助に100万円を予定しているとの答弁がありました。 子ども育成課の審査では、委員より、保育士派遣業務委託料について、どのような事業内容かとの質疑があり、全国的に保育士が不足しており、本市でも保育士を募集してもなかなか見つからないのが現状であり、保育士派遣業者と委託契約を結んだものである。県内では19市中4市が保育士の派遣業務委託を行っている。引き続き保育士の確保に努めながら、
待機児童ゼロを維持し受入れをしたいとの答弁がありました。 学校教育課の審査では、委員より、小中学校の給食運営事業について、昨年から保育園給食が民間委託となり、小中学校においても調理業務委託を見据えて検討を行うとのことだが、令和4年度はどのように検討していくのかとの質疑があり、小諸市教育大綱のこもろ未来プロジェクト教育編の中で、本市が誇る自校・自園調理給食を維持していくために運営方法を工夫していくとうたっており、1年間の保育園給食の委託状況を検証した中で、小中学校の調理業務委託について検討を進めたいと考えているとの答弁がありました。 委員より、音楽のまち・こもろとして、小学校の管楽コンクールでの活躍がよりどころの一つとなっているが、これが中学、高校、社会人にまで広がって、名実ともに音楽のまちとなるよう各部門で努力していただきたいとの意見がありました。 文化財・生涯学習課の審査では、委員より、飯綱山公園に民間企業が運営するレストランやワイナリーがオープンする予定なので、高原美術館と民間企業とで協力・連携して、相乗効果で小諸市の観光の目玉となるように意見交換をしながら研究していただきたいとの意見がありました。 市民課の審査では、委員より、戸籍住民基本台帳費について、コンビニ交付の利用実績はどうかとの質疑があり、コンビニ交付の利用実績は、令和3年度は1月末現在までで2,467枚、令和2年度は2,037枚だったとの答弁がありました。委員より、マイナンバーカードについて、高齢者の中にはマイナポイントに関する手続が難しい方もいる。ポイントが使えるようしっかりと周知してほしいとの意見がありました。 生活環境課の審査では、委員より、蓄電設備導入補助金の交付要件は何かとの質疑があり、太陽光発電設備で自家消費する電気を蓄電する設備に対して交付する。太陽光発電設備と蓄電設備を一体で新設する場合は20万円を上限として交付する。太陽光発電設備が既に設置してあり、後から蓄電設備を設置する場合は10万円を上限として交付するとの答弁がありました。 委員より、電気自動車普及促進事業補助金について交付要件と、50万円の予算の積算の根拠は何かとの質疑があり、市民の方が家庭用として電気自動車、または燃料電池自動車を購入した際に10万円を上限として交付するもので、5台分の交付を見込んでいるとの答弁がありました。 人権政策課の審査では、委員より、男女共同参画費が前年と比較して減額になっている。全国的に見ても、夫婦別姓に関することや同性婚に関することなど人権に関わる問題は多様化しているのに対して予算が減額されているのはなぜかとの質疑があり、人権問題に関する事業の範囲は広がってきているが、
新型コロナウイルス感染症の影響で団体の研修会等に出席するための費用など、オンライン開催が増え、旅費などの支出が減っている。そのために減額したとの答弁がありました。 高齢福祉課の審査では、委員より、旧高齢者福祉センター糠塚園の跡地の利用はどうするのかとの質疑があり、将来的には払下げも視野に入れて検討していきたいとの答弁がありました。 委員より、ひとり暮らし安心コール事業について、高齢者に手紙や電話をする側の年齢が高くなってきている。担い手を育成するなど事業の継続のための検討を進めてほしいとの意見がありました。 健康づくり課の審査では、委員より、不妊治療補助金について、不妊治療の一部が令和4年4月から保険適用になるが、交付要件はどうなるかとの質疑があり、現在、小諸市で補助金対象となっている方は全て保険適用となる。保険適用外になる先進医療の治療をした場合は、県の補助金対象額を除いた部分で1回につき補助率2分の1で、5万円を上限として交付する。また、妊娠後出産に至らない状況を繰り返す不育症も令和4年4月より補助対象とするとの答弁がありました。 厚生課の審査では、委員より、児童虐待・DV対策等総合支援事業費補助金について、相談員を2名配置しているが相談件数はどのくらいかとの質疑があり、令和2年度の実績は相談者が市役所に来庁して受けた相談が66人、巡回相談出張等は5人、その他の電話やメール等の相談は30人であったとの答弁がありました。 委員より、民生児童委員の活動費は現在1人当たり約7万円である。地域で民生児童委員の成り手不足が問題となっている中で、活動費が適切かどうか検討はしているのかとの質疑があり、民生児童委員の活動費は一律に定額の県負担金に市から上乗せをして支出しているが、他市の状況と比較して小諸市は平均より低いと認識している。今後、関係部署と協議し検討していきたいとの答弁がありました。 農林課の審査では、委員より、北大井地区農地整備事業実施計画策定業務委託料及び測量・設計委託料で温暖化に対応する新たなブロッコリーの産地形成の実施計画の策定を行うとのことだが、計画に入る前にどのくらいの農家の方が入るのか調査等は行っているのかとの質疑があり、菱野のキャンプ場の上にある浅麓牧場約10町歩を計画地として予定しており、5名程度の入植者になってくると想定している。事業の実施には中間管理機構を経由した貸付けが条件になるため、見込調査を中間管理機構と一緒に進めている状況であるとの答弁がありました。 ちょっと失礼させていただきます。 委員より、農産物ブランド化業務委託料の詳細についてお聞きしたいとの質疑があり、1,400万円が米・食味分析鑑定コンクールの開催に向けた委託料であり、残りの330万円がブランド化推進のための委託料である。委託料の主なものは土壌分析のための費用であるとの答弁がありました。 委員より、6次産業化の取組は大事だと考えるが、後退していないかとの質疑があり、6次産業化を後退させている意識はない。農家の負担を考え、第2次産業、第3次産業の皆様と連携しながら推進していく認識は強く持っているとの答弁がありました。 商工観光課の審査では、委員より、成果指標に企業立地数や起業・創業件数があるが、現時点での令和3年度の実績について確認したいとの質疑があり、企業立地数については新設で7件、増設で2件、起業・創業件数については15件であるとの答弁がありました。 委員より、街中活性化施設運営事業の工事請負費の内容についてお聞きしたいとの質疑があり、市民ガーデン内の本陣主屋の活用について検討した結果、さらなる有効活用と集客、収益性の向上を図るため飲食店として活用することを考えている。そのため、施設の管理者として電気、ガス、水道等のインフラ整備の費用を計上したものであるとの答弁がありました。 建設課の審査では、委員より、道路メンテナンス事業補助金で赤坂トンネルの修繕工事を行うとのことだが、詳細をお聞きしたいとの質疑があり、橋梁の点検結果から、漏水の対策工事とレンガが剥がれ落ちる部分に対しては透明なシートを貼り付けていく工事を行う予定である。時期については現在鉄道会社と協議中であるとの答弁がありました。 都市計画課の審査では、委員より、景観まちづくり事業の令和4年度の目標に小諸八重紅枝垂保存会が20周年を迎えるとあるが、何か計画していることはあるのかとの質疑があり、保存会の会長と当初は4月末に記念式典の開催について協議していたが、新型コロナウイルスの関係もあり中止となった。現在、10周年の際にも作成した事業の経過を示したパンフレットの作成と、桜の木が枯れてしまった箇所の里親の皆様に対して苗の無料配布を実施することを計画しているとの答弁がありました。 本案に対しては、掛川剛委員から修正案の提出があり、提案理由の説明を求めました。 掛川委員からは、同和団体等関連予算について、差別の解消は部落差別に限らず全ての差別を解消する中で実現するものであり、互いの人権を認め合う社会の構築が求められる。今やジェンダー平等は国際的な流れとなっており、同和問題を特別扱いすることなく人権問題として幅広く捉え、差別解消に努めていくことが真に求められており、解放子ども会に関わる補助金等はなくし、削減した予算は福祉や教育への財源に振り分け、公平感のあるところに使うべきであるとの修正案の説明がありました。 これに対する質疑で、平成28年12月に法律改正がされ、なお同和差別は実在していると書かれている中で、各自治体としては研修等を行って差別を撤廃するような文言になっているが、その点と修正案との整合はどうなっているのかとの発言があり、掛川剛委員からは、法律にも書いてある、差別がまだなくなっていないということはそのとおりであるが、ほかのいろいろな差別もある。当然この法律に基づいて部落差別も他の差別もなくなっていかなければいけないという意味で、特別に配分するということでなく、ほかのものも一緒にやっていくという趣旨で修正を出させていただいたとの答弁がありました。 質疑の後の討議では、委員から、南城公園プール運営事業及び保健体育総務費運営の代替事業委託料に関して、予算書へ計上された予算額と、それに対応する実施計画書兼事業説明書の目的及び目標欄の記述について整合が図られていないのではないかとの意見がありました。 討議終了後、討論では、修正案に対して早川委員から賛成の討論があり、日本共産党市議団は、小諸市の人権政策及び人権教育が同和問題に特化されては真の同和差別解消につながらないと考え、同和差別はあらゆる人権差別の中の一つの事象として特別扱いすることなく、差別解消の方策を講じるべきと主張し、同和団体へ多額の補助金等の削減を毎年提案している。今、ジェンダー平等社会をどのように実現するのか、誰もが尊厳を持って自分らしく生きられる社会へどう進んでいくのかが問われている。全ての市民が一人ひとりを認め合い、あらゆる差別がなくなる行政運営を強く求めて修正案に賛成であるとの討論がありました。 その後、修正案に対して採決を行った結果、賛成少数により、修正案は否決されました。 最後に、原案について採決を行った結果、賛成多数により原案のとおり可決すべきものと決しました。 続いて、議案第5号 令和4年度小諸市
等公平委員会特別会計予算について。 本案については、質疑・意見等はなく、当委員会は審査の結果、原案のとおり可決すべきものと決しました。 議案第6号 令和4年度小諸市
国民健康保険事業特別会計予算について、委員より、特定健康診査受診率の令和4年度の目標値は48%と設置されているが、この目標値は他市と比べて高く設定されているのかとの質疑があり、実績を基に目標値を設定している。当市の特定検診受診率は県内19市中では低いが、長野県は受診率が高いため、全国的に見れば高いほうであるとの答弁がありました。 本案については、当委員会は審査の結果、原案のとおり可決すべきものと決しました。 議案第7号 令和4年度小諸市
後期高齢者医療特別会計予算について、本案については、質疑・意見等はなく、当委員会は審査の結果、原案のとおり可決すべきものと決しました。 議案第8号 令和4年度小諸市
介護保険事業特別会計予算について、委員より、介護保険支払準備基金からの繰入れが昨年度に比べて増額となっているが基金の残高はいくらかとの質疑があり、令和2年度末で5億100万円余であるとの答弁がありました。 本案については、当委員会は審査の結果、原案のとおり可決すべきものと決しました。 議案第9号 令和4年度小諸市
奨学資金特別会計予算について。 本案については、質疑・意見等はなく、当委員会は審査の結果、原案のとおり可決すべきものと決しました。 議案第10号 令和4年度小諸
公園事業特別会計予算について、委員より、活動目標に動物園のツイッターのフォロワー数があり、毎年2,000人ずつ増加するようになっているが、何か増加に向けて計画されているのかとの質疑があり、3月下旬にはペンギンが帰ってくるので、これからリニューアルオープンに向けての動きをSNSで配信していきたいと考えている。また、オープン後は飼育員の目線でふだん見られない動物園の裏側の映像を配信していく予定であるとの答弁がありました。 本案については、当委員会は審査の結果、原案のとおり可決すべきものと決しました。 議案第11号 令和4年度小諸市
野生鳥獣商品化施設運営事業特別会計予算について、委員より、施設運営事業の目標に新製品の開発とあるが、新製品はどんなものを考えているのかとの質疑があり、肝臓の商品や総合栄養食を考えているとの答弁がありました。 本案については、当委員会は審査の結果、原案のとおり可決すべきものと決しました。 議案第12号から議案第16号までの5議案は関連議案でありますので、一括して審査の内容をご報告いたします。 議案第12号 令和4年度高峰財産区特別会計予算、議案第13号 令和4年度御牧ヶ原財産区特別会計予算、議案第14号 令和4年度古牧財産区特別会計予算、議案第15号 令和4年度小諸市滋野財産区特別会計予算、議案第16号 令和4年度
乗瀬地区市有地管理事業特別会計予算。委員より、管理員の報酬が財産区ごとに違うのはなぜかとの質疑があり、財産区ごとに管理員の報酬が決定されているためであるとの答弁がありました。 議案第12号から議案第16号までの5議案について、当委員会は審査の結果、原案のとおり可決すべきものと決しました。 議案第17号 令和4年度小諸市水道事業会計予算について、委員より、水道事業収益は昨年度と比較して1,200万円余りが減額となっている。主に料金収益の減額であるが、どのような理由によるものなのかとの質疑があり、ある企業の料金収入が昨年と比較し大幅に減収しているため、それを見込んで予算を立てたということであるとの答弁がありました。 委員より、市は水道施設等の指定管理者の委託元として水道事業全体を把握し、委託先を管理していくことのできる人材の育成が必要と考えるので、取り組んでいっていただきたいとの意見がありました。 本案については、当委員会は審査の結果、原案のとおり可決すべきものと決しました。 議案第18号 令和4年度小諸市
公共下水道事業会計予算について。 本案については、質疑・意見等はなく、当委員会は審査の結果、原案のとおり可決すべきものと決しました。 議案第19号 令和4年度小諸市
農業集落排水事業会計予算について、委員より、農業集落排水事業の資本的事業の目的には公共下水道に統合し処理施設の管理数を減少していくとあるが、処理施設は現在何施設あるのかとの質疑があり、現在、5施設であるとの答弁がありました。 本案については、当委員会は審査の結果、原案のとおり可決すべきものと決しました。
○議長(清水喜久男議員) ただいまの委員長報告のうち、議案第4号については修正案が提出され、表決でも賛否両論があったとのことですので、議案第4号単独で起立により採決いたします。 お諮りいたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(清水喜久男議員) ありがとうございました。 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。 続いて、予算決算委員会において全会一致で可決された議案第5号から議案第19号までの15議案について一括採決いたします。 お諮りいたします。 本15議案に対する委員長の報告は全て原案可決であります。本15議案は委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。 〔「異議なし」の声あり〕
○議長(清水喜久男議員) ご異議なしと認めます。よって、本15議案は委員長報告のとおり可決されました。 続いて、議案第32号 令和4年度小諸市
一般会計補正予算(第1号)を議題とし、委員長の報告を願います。 予算決算委員長。 〔予算決算委員長 神津眞美子議員 登壇〕
◆予算決算委員長(神津眞美子議員) 議案第32号 令和4年度小諸市
一般会計補正予算(第1号)について審査の内容をご報告いたします。 農林課の審査では、委員より、高収益作物新産地形成等推進事業の中でプロモーション委託料、交付金等の委託先、交付先はどうかとの質疑があり、新産地形成については農協を想定し、生食ブドウ等単価が高い品目を考えている。新商品の開発については、6次産業の推進から商工会議所を想定している。プロモーションについては軽井沢での取組を考えており、軽井沢で発信をしている地元企業が考えられるとの答弁がありました。 商工観光課の審査では、委員より、運輸業等事業継続支援金交付事業の交付基準と概算の台数はどれくらいなのかとの質疑があり、主な対象は道路旅客輸送業または道路貨物輸送業の皆さんで、この間の聞き取りでは大変厳しい状況だと把握している。交付の基準は登録している車両の保有台数を基準にしようと検討しているとの答弁がありました。 委員より、移住定住移転促進事業について、運営委託先はどこか、プログラムをやった後の流れはどうかとの質疑があり、委託先はこもろ観光局や旅行エージェントを予定している。その後はツアー体験者の皆さんへのより具体的なアプローチを行い、移住等につなげる。移住定住等で市内事業者の活用を目指しており、しっかり紹介しながら、移住定住あるいは企業の移転につなげていきたいとの答弁がありました。 こども育成課の審査では、委員より、保育士等処遇改善補助金では、対象となる保育士等の人数と改善の割合は幾らかとの質疑があり、
子ども子育て支援事業の保育士等処遇改善補助金は市立の児童福祉施設に対する補助金で、国の基準により施設の規模等で補助金が算定されるため人数割合は市では把握していないとの答弁がありました。 本案について、当委員会は審査の結果、原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上です。
○議長(清水喜久男議員) お諮りいたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。本案は、委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。 〔「異議なし」の声あり〕
○議長(清水喜久男議員) ご異議なしと認めます。よって、本案は委員長報告のとおり可決されました。 以上で、予算決算委員長の報告を終わり、付託案件の審査報告を終結とします。 次に、日程第6、発議第2号と日程第8、閉会中の各常任委員会並びに議会運営委員会等の継続審査及び調査について及び日程第9、議員の派遣についての3件を議会運営委員会でご協議願っておりますので、即決の議題といたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」の声あり〕
○議長(清水喜久男議員) ご異議なしと認めます。よって、ただいまの3件は、即決の議題とすることに決しました。
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△発議第2号の上程、採決
○議長(清水喜久男議員) 日程第6、発議第2号 小諸市委員会条例の一部を改正する条例を議題といたします。 発議第2号について、提案理由の説明を願います。 議会運営委員会副委員長。 〔議会運営委員会副委員長 早川 聖議員 登壇〕
◆議会運営委員会副委員長(早川聖議員) 発議第2号 小諸市議会委員会条例の一部を改正する条例(案)について、提案理由の説明をいたします。 この条例(案)は、地方自治法第109条の規定に基づき、議会運営委員会から提案するものです。 本案につきましては、主に災害の発生時や、また新型コロナウイルス等の感染症の蔓延が起きた場合などの非常時においても議会の機能を停滞させないことを念頭に、そのような場合でも議員自身の安否確認と併せて委員会を開催することができるようにするための例規整備を図りたく、今般、委員会条例の一部改正を行うものです。 改正の内容につきましては、発2-3ページの新旧対照表により説明いたします。 第15条の2は、第15条に規定する「招集」に関して、新たに条文を加え、委員会をオンライン開催することができるとする特例を定めるものであります。 次に、第20条で規定している秘密会に関しては、オンライン環境下での特性として秘密会とすることができないことを改めて規定するものです。 次の第22条につきましても、オンライン環境下における規定を新たに付け加えるものです。 また、第30条につきましては、押印の見直しに関連するもので、小諸市のほかの条例や規則などとともに、関係する部分を同じく一様に改めるものとなっております。 なお、附則としまして、この条例は公布の日から施行するものです。 以上、提案説明を申し上げましたが、議員各位のご賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(清水喜久男議員) 本案については、全議員の賛同の下、提案をいただいておりますので、質疑、討論を省略し、採決いたしたいと思います。 お諮りいたします。 本案は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。 〔「異議なし」の声あり〕
○議長(清水喜久男議員) ご異議なしと認めます。よって、本案は、原案のとおり可決されました。
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△小中学校の改築・再編に関する特別委員長報告、質疑
○議長(清水喜久男議員) 次に、日程第7、小中学校の改築・再編に関する特別委員長報告に入ります。 委員会審査の経過について、委員長より報告を願います。 小中学校の改築・再編に関する特別委員会委員長。 〔小中学校の改築・再編に関する特別委員会委員長 柏木今朝男議員 登壇〕
◆小中学校の改築・再編に関する特別委員委員長(柏木今朝男議員) 小中学校の改築・再編に関する特別委員長報告を申し上げます。 令和3年4月に、小諸市立小中学校の改築・再編について、小諸市学校教育審議会より答申が出され、教育委員会において学校再編検討会を設置し、答申に基づき再編の具体化を検討していくことになりました。 議会としては、再編検討の内容について議会の考えをまとめていくため、新たに令和3年6月議会において、小中学校の改築・再編に関する特別委員会が設置されました。 特別委員会では、これまで令和3年6月14日、7月29日、8月20日、9月17日、10月5日、11月22日、令和4年1月31日、2月10日と8回を開催し、学校再編検討会の内容について教育委員会事務局から報告をいただき、確認しながら議論検討を進めています。 これまでに確認してきた事項は、1、小中一貫教育の方向性について、2、財政的な見通しについて、3、芦原中学校区の小学校再編について、4、東中学校区の小学校再編について、5、芦原中学校区統合小学校の校地選定に係る基本的な考え方について、6、通学区の見直しと通学手段の考え方についてとなります。 小諸市における、これからの小中学校の再編をどのような形で進めることが児童生徒にとって、市民にとって未来あるものになるのかを、議会の立場からしっかり調査検討を重ねてまいります。 以上です。
○議長(清水喜久男議員) ただいまの委員長報告に対し、ご質疑ありませんか。 〔「なし」の声あり〕
○議長(清水喜久男議員) なければ、質疑を終わります。 本件については、引き続き閉会中も小中学校の改築・再編についてご審議願うことといたします。
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△閉会中の各常任委員会並びに議会運営委員会等の継続審査及び調査について
○議長(清水喜久男議員) 次に、日程第8、閉会中の各常任委員会並びに議会運営委員会等の継続審査及び調査についてを議題といたします。 各常任委員長及び議会運営委員長並びに会議規則第166条別表に定める各委員長より、お手元に配付いたしました申請書のとおり、それぞれ閉会中の継続審査及び調査の申出がありました。 各委員長からの申出のとおり、議員の任期である令和5年1月31日までの閉会中の継続審査及び調査について実施することにご異議ありませんか。 〔「異議なし」の声あり〕
○議長(清水喜久男議員) ご異議なしと認めます。よって、申出のとおり、令和5年1月31日までの閉会中の継続審査及び調査については、実施することに決しました。
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△議員の派遣について
○議長(清水喜久男議員) 次に、日程第9、議員の派遣についてを議題といたします。 お手元に配付いたしました派遣日程表のとおり、地方自治法第100条及び小諸市議会会議規則第167条の規定により議員を派遣したいと存じます。 お諮りいたします。 別紙、派遣日程表のとおり、議員を派遣することにご異議ありませんか。 〔「異議なし」の声あり〕
○議長(清水喜久男議員) ご異議なしと認めます。よって、派遣日程表のとおり議員を派遣することに決しました。
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△閉会の宣告
○議長(清水喜久男議員) 以上で、本日の日程及び今定例会に付議されました議案の審査は全て終了いたしました。 これにて令和4年3月小諸市議会定例会を閉会といたします。 皆様のご協力、ありがとうございました。
△閉会 午後3時10分地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。 令和4年3月22日 小諸市議会議長 清水喜久男 署名議員 1番 高橋充宏 署名議員 2番 楚山伸二...